小アルカナの解説

タロット小アルカナ剣のコートカードの意味・解説

小アルカナ剣のコートカード一覧

タロットカードの小アルカナ「剣(SOAD)」のキング、クイーン、ナイト、ネイブ(ペイジ)の意味をイラストつきで解説しています。

剣(SOAD)のキングの意味

タロット小アルカナの剣のコートカードキング

剣を片手に持ったキングが台座に座っている。彼はまっすぐに誰かを見つめ、左手はしっかりと膝の上で握られている。
剣のキングは大アルカナの正義と同様、公正な立場で物事を判断し裁きを下す立場にある。

正位置…権威。知性。法。裁判に関すること。剣のキングは頭の回転が早く、一つの物事を進めながら別の物事を同時にこなす。マルチな才能を持っているため、一つの事が完成する前に他の計画に着手し、失敗することがある。法と秩序を重んじる。時代に合わせた発想と行動ができるが、支配的な面もある。

逆位置…残酷。邪悪。知性の悪用。計算高い。不誠実。野蛮。剣のキングは自身の立場を使って、他人の言動と行動を支配する。自身の目的を達成させる為なら手段をえらばない。法を悪用し、他人に有無をいわせず計画を実行する。

剣(SOAD)のクイーンの意味

タロット小アルカナの剣のコートカードクイーン

剣のクイーンはキングと同様、右手に剣を持ったまま玉座に座っている。質素な服と王冠をみにつけながら民衆を見つめているが、その表情は厳しい。

正位置…聡明。正義感。知的。多芸。法と秩序を重んじる。剣のクイーンは自身に厳しく、感情よりも理論や真実を重んじ、素早く法に照らしあわせることができる。目的を達成する時には他人の意見を尊重し、双方が納得できるように力を発揮する。常に一歩先をみすえた行動をとる。彼女は自信に満ち溢れ、多芸に秀でている。

逆位置…欺き。策略。頑迷。上品ぶる。悪意。邪悪。陰険。剣のクイーンは嘘の中に真実を混ぜ合わせ、他人をコントロールする。高度な知性を使って先手を打ち、他人が自身に復讐できないよう計画を実行する。

剣(SOAD)のナイトの意味

タロット小アルカナの剣のコートカードナイト

馬に乗った若者が颯爽と大地を駆け抜けている。剣のナイトは時間を惜しむことなく鍛錬を積み、技術を身に着けた。彼は民衆の為に第一線で戦う。

正位置…勇敢。能力。鍛錬。敵意。積極性。行動力。戦争。避けられない敵の接近の暗示。剣のナイトは己の目的と宿命を早くから理解し、技術を身に着ける努力をする。困難な状況でも自身がどう動けばいいかを素早く察し、積極的に行動する。

逆位置…無能。浪費。浅はかさ。不注意。強情。コミュニケーション不足。剣のナイトは言語処理能力が乏しく、自身の気持ちをうまく言葉にできない。他人の言葉の本質を知る事ができないまま不注意に行動し、しばし争いを引き起こしてしまう。自分の技術を過信し、身の丈にあわない行動をして失敗する。

剣(SOAD)のペイジの意味

タロット小アルカナの剣のコートカードペイジ

両手で剣を持った若者が荒れ地を歩いている。彼は用心深く、警戒心が強い。

正位置…監視。警戒。密偵。権威。試験。優れた交渉者。剣のペイジは用心深く、警戒心が強い。周辺に目を配り、ささいな変化も見逃さない。彼は事実の本質を見極める能力を持っており、敵対する人間の言葉をよく聞きコミュニケーションをとる。外交的でディペートでは優れた力を発揮する。

逆位置…ずる賢い。知性の誤った使い方。おせっかい。準備できないこと。見通しの悪さ。剣のネイブは自身の知性と才能を生かし、他人の秘密を知ろうとする。自分に関係ない事にもしばし首をつっこむ。剣のネイブは敵対する人間の秘密を探り、それを弱点として利用する。影で人をコントロールしようと企む。


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