クールドジェブランはタロットを初めてエジプトと結びつけたフランス、パリの考古学者です。
彼はとあるタロットカードをみて
このカードの絵は、エジプトの古代の叡智が記された寓意画である
原始世界第8巻
と、インスピレーションを受けました。
また、彼はタロットカードの歴史についてこう述べています。
タロットカードは元々、古代エジプトの神官によって発明された78ページの本であり、火災から逃れる為にカードという形に変えられた。
クールドジェブランの著書より
その後、ジプシー達の手によってヨーロッパに伝承された
彼がこのエジプト説を発表したのは1781年でした。当時、フランスではエジプトが一つの流行となっていたためジェブランの説も大いに受け入れられました。
このエジプト説はポールクリスチャン、エッティラ(エテイヤ)達に多大な影響を与えます。
ポールクリスチャンは「古代エジプトのピラミッドの中では、秘儀伝授が行われており、その志願者たちが通る通路に12個の彫像があった。その彫像には22枚の絵があり、それこそがタロットだ」と発表しました。
エテイヤはジェブランの古代エジプト説を深く信じ、全てのカードをエジプトに結び付けた「エジプシャンタロット」を発売します。
1789年に出されたこのカードには正位置・逆位置が取り入れられたほか、ホロスコープ十二星座や火地風水と対応しています。
しかし、学者の中にはエジプトでタロットカードが見つかっていないこと、ジプシーがヨーロッパにタロットを伝承する前からタロットはあったと主張する人もおり、否定的な意見もあります。
いずれにせよ、ジェブランがタロットの発展に貢献したのは間違いないでしょう。