「頼まれたら中々断れない」人は、優しい日本人に多いです。
いきなり断るのは誰でも気が引けるもの。まずは
1.感謝
2.断る理由を伝える
3.代替案の提示
の、3つの手順を考えて行動してみてください。
感謝…自分を頼ってきてくれたということは、相手があなたを信頼してくれている証拠です。その感謝を伝えます。
断る理由を伝える…「締め切りを守れる自信がないから」「急用がある」と、短く的確に断る理由を伝えます。
代替案…断る理由を告げた後で代替案を提示します。
「その仕事は今は受けられないけど、来週なら時間が作れる」
「全部の仕事は肩代わりできないけど、この作業なら手伝える」
「私より〇〇さんの方がその案件に詳しいから、〇〇さんに相談したほうがいい」
「それを引き受けたら、この仕事を代わってくれる?」
など。
代替案がない場合でも「今は忙しい」「家族の調子が悪いから早く帰らないといけない」など、現在の自分の状況を織り交ぜて話すようにしてみてください。
頼んだ方も頼まれた方も損をする可能性がある
頼まれると断れない性格を長所と感じる人もいます。
しかし、断らずになぁなぁで引き受けてしまうと「自分ばかりが引き受けている」と、不公平に感じてしまう場合があります。
また、人は自分が他人にしてもらったことよりも、自分が他人にしてあげた事の方が記憶に残りやすいと言われています。
頼んだ方が「この前のかりを返してもらう」感覚でいても、頼まれた方はその恩を忘れているかもしれません。
こうした小さな出来事が積み重なると、対人関係にも亀裂が入りやすくなってしまいます。
自分の為にも相手の為にも、断る勇気をもってみてはいかがでしょうか。