この世に生を受けてから、どんな人間も生きることの責任を負う。
では、何に対しての責任かというと一つは神への責任。
神が創ってくれた命を粗末にせず、大切にする責任がある。
もう一つは親への責任。
親が与えてくれた命を大切にする責任がある。
もう一つは国を作ってくれた人への責任。
戦争など、苦しい時代を生き抜いて今の国を作ってくれた人への責任。この責任には、命だけではなく平和で安全な生き方をする責任も伴う。
最後に社会への責任。
人には必ず一つ、あるいはそれ以上の才能がある。その才能を見つけ、のばし、社会の役に立つ責任がある。
上にあげた以外にも、年を重ねるごとにどんどん責任が増えていく。職務の責任、社会人の責任、など。
しかし、これらの責任を果たす上で基盤となるのはまっとうな社会である。
誰もが生きやすく、誰もが暮らしやすい社会がないとこれらの責任を果たすのは非常に難しい。
今、日本でこの基盤が崩れているように感じる。よかったものがどんどんなくなり、悪いものばかりが増えている。
改善するには一人一人の意識の変化、声をあげる勇気が必要になってくる。結果がでることも出ない事もあるが、粘り強く続けていくほかない。