小アルカナの解説

【小アルカナ】剣のタロット(Ⅰ~Ⅹ)の意味・解説

タロット小アルカナ剣のカード意味一覧

タロットの小アルカナ、剣(SOAD)のカードは主に活動・運動・進歩・秩序の形成と確率・闘争を表したカードです。カードによっては剣がもつ力だけではなく、剣によって受ける影響も加味していかなくてはなりません。この記事では聖杯のⅠ~Ⅹまでの意味をイラストつきで解説しています。

剣(SOAD)Ⅰの意味

タロット小アルカナ剣Ⅰ

正位置…勝利。逆境における勝利。力の発揮。克服。前進。剣は地上の山々よりも高い所に描かれており、剣の上には王冠と、勝利を表す月桂樹が描かれている。このカードは失敗しそうな企画でも成功することを意味している。前進のための破壊。良い意味での変化。

逆位置…恐怖と力による支配。暴力。暴君。失敗。思わしくない結果。他者に与える大きな負の影響。その影響はやがて剣を握った持ち主にかえってくる。  

剣(SOAD)Ⅱの意味

タロット小アルカナ剣Ⅱ

正位置…女性は目隠しをしたまま二本の剣を同じ高さで持っている。この事から相似と均衡。平衡。ライバルや敵対する物との休戦や解決、正義、平和、相反する者との友情。

逆位置…裏切り。利己主義。二枚舌。詐欺。不義。

剣(SOAD)Ⅲの意味

タロット小アルカナ剣Ⅲ

正位置…分離。別離。不協和。不要となった時代遅れの者の破壊。新しい風を吹き込むためには古い慣習を取り除かなくてはならない。新しい時代の確立。良い変化。闘争。試練。

逆位置…分裂。戦争。不和。老害。喧嘩。無秩序に行われる争いは混乱と破滅を招く。

剣(SOAD)Ⅳの意味

タロット小アルカナ剣Ⅳ

正位置…一時的な休息。安らぎ。自己管理。孤独。墓。退却。前進するためには休息が必要であることを示す。混乱の中での法の確立と管理の重要性。

逆位置…躊躇。神経の衰弱。憂鬱。失踪。貪欲。用心。

剣(SOAD)Ⅴの意味

タロット小アルカナ剣Ⅴ

正位置…カードの手前の人物が二人の人物から剣を奪い取っている。ウェイトいわく、真ん中の人物はこの土地の所有者である。このカードは相談者の立場や他のカードとの配置によって解釈に違いが出てくる。手前の人物と照らしあわせた場合は見せかけの勝利。不名誉。醜行。
奥の人物に照らしあわせた場合は避けられぬ損失、不名誉、邪魔、損害、成功の為に必要な試練を表す。乗り越えるためには不要な争いを避け、感情より忍耐を優先することが求められる。

逆位置…優柔不断。弱点。悪意。埋葬。災禍。油断禁物。

剣(SOAD)Ⅵの意味

タロット小アルカナⅥ

正位置…カードの人物は旅人と剣を小舟に乗せて岸を目指している。波は穏やかで、積み荷の重さに船が沈む気配もない。カードは大きな成功の前の前進。水に関すること。旅。よりよい環境への変化。相談者にとって大きな障害となっていたものの克服を表す。だが、成功を確信するまでは決して油断してはいけないこともこのカードは示している。

逆位置…現実逃避する事で成功は得られないという警告。困難を克服するためには更なる努力と忍耐が必要になる。

剣(SOAD)Ⅶの意味

タロット小アルカナⅦ

正位置…敵の駐屯地から5本の剣を盗み出す男性が描かれている。カードは企画。達成。希望。自信。成功。敵対するものの情報を事前に収集し、洞察力を働かせる事の必要性を表す。一見すると彼の足取りは軽いが、ゴールは描かれておらず、彼が持った剣もむきだしのままである。この事から、勇気と忍耐の必要性。危険と隣り合わせ。

逆位置…障害を克服するまえの抵抗、躊躇。失敗。精神の衰弱。機会の喪失。相談。中傷。

剣(SOAD)Ⅷの意味

タロット小アルカナ剣Ⅷ

正位置…目隠しをされた女性の周りを8本の剣が取り囲んでいる。絶望的に見えるカードだが拘束されている彼女は地に足をつけて立っており足の自由が利くこと、彼女を縛っているロープは周りの剣で切れる事から一時的な忍耐。制約。現実より真実をみること。成功の前の障害。困難。最悪の時を抜け出し、良い状況が起きている事の暗示。だが、大きな成功を勝ち取るためには自ら行動を起こさなくてはいけないことを表す。

逆位置…絶望、憂鬱、欲求不満。やる気の喪失。間違った努力。予測できないトラブル。事故。

剣(SOAD)Ⅸの意味

タロット小アルカナ剣Ⅸ

正位置…カードの人物は顔を両手で覆っており、彼女のそばには複数の剣が並べられている。この人物がベッドの上に座っている事から、彼女が寝ても覚めても悲しみや絶望に苦しんでいると推測できる。
このカードは絶望、失敗。失望。流産。遅延。トラウマ。殉教。悲しみ。残忍。暴力。スキャンダルを表す。しかし、相談者にとって必要な受難であれば強い信仰心と忍耐、苦難を受け入れる事で事態は新たな道と可能性を生みだす事を表す。

逆位置…残忍。苦痛。疑惑。監禁。恥辱。中傷。悪だくみ。孤立。受けられない援助。差し迫った障害に対する糸口が見つからない。

剣(SOAD)Ⅹの意味

タロット小アルカナ剣Ⅹ

正位置…人物の背中に10本の剣が刺さっている。カードは荒廃。孤独。涙。悲しみ。分裂。難儀を表す。しかし、倒れた人物の視線の先では夜が明け始めている。また、彼の右手は中指を少し曲げ、親指と薬指をくっつけ、小指をまげている。つまりイエスキリストを意味する神聖4文字「ΙС」「ХС」を表している。カードの人物は強い忍耐で人生の最悪の地点を通過した。彼の運命の輪は周り、後は好転するだけである。

逆位置…一時的な成功。表面的な問題の解決。更に続く苦難。


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